保険の見直しは生命保険だけでいい?——火災保険・自動車保険も一緒に確認すべき理由
保険の見直しは生命保険に注目しがちですが、火災保険・自動車保険も定期的な見直しで節約できます。合わせて確認すべきポイントを解説します。
見直しの対象は生命保険だけではない
「保険の見直し」というと、生命保険や医療保険の保障内容・保険料をチェックするイメージが強いですが、実は火災保険・自動車保険といった損害保険も、見直しによって家計の負担を大きく減らせる余地があります。生命保険は数十年単位の長期契約が多いため見直しの効果が大きく注目されがちですが、火災保険・自動車保険も契約内容の重複や過剰な補償を放置しているケースが少なくありません。
火災保険で見直すべきポイント
- 契約期間の長期化:2022年10月の制度改正で火災保険の最長契約期間は10年から5年に短縮されました。それ以前に10年契約をしている場合は、更新のタイミングで保険料・補償内容を比較する価値があります。
- 水災・盗難などの補償範囲:ハザードマップ上で水害リスクが低い地域に住んでいる場合、水災補償を外すことで保険料を抑えられることがあります。一方でリスクが高い地域では手厚くしておくべきです。
- 家財の補償額:家財の評価額が実際の所有物と比べて過大に設定されたままになっていないか確認する。子どもの独立などで世帯人数が減った場合は見直しの好機です。
- 地震保険とのセット加入:地震保険は単独では加入できず火災保険とセットになるため、地震リスクの高い地域かどうかも踏まえて要否を検討する。
自動車保険で見直すべきポイント
- 等級・割引の引き継ぎ:保険会社を乗り換える際、ノンフリート等級(無事故割引の等級)は基本的に引き継げるため、等級を確認したうえで複数社を比較すると保険料を下げやすい
- 車両保険の要不要:年式が古く車両価値が下がった車では、車両保険を外す・免責金額を上げることで保険料を抑えられる場合がある
- 運転者限定・年齢条件:子どもが独立して運転しなくなった、通勤で使わなくなったなど、運転者の実態が変わったタイミングで条件を見直すと保険料が下がることが多い
- 走行距離区分:在宅勤務の増加などで年間走行距離が減った場合、距離区分を見直すことで保険料が下がる可能性がある
生命保険と損害保険をまとめて見直すメリット
生命保険の見直しでFP(ファイナンシャルプランナー)や保険ショップに相談する際、火災保険・自動車保険の契約内容も一緒に持参して確認してもらうと、家計全体の保険料負担を俯瞰的に把握しやすくなります。生命保険だけを見直して満足してしまい、火災保険・自動車保険が何年も放置されているケースは意外と多く、まとめて見直すことで年間数万円単位の節約につながることもあります。
見直しのタイミングの目安
- 火災保険:契約更新のタイミング(契約期間満了の1〜2ヶ月前)
- 自動車保険:契約更新のタイミング、または家族構成・使用状況が変わったとき
- ライフイベント時:引っ越し、車の買い替え、子どもの独立、リフォームなどのタイミングでまとめて確認する
まとめ
保険の見直しは生命保険に目が行きがちですが、火災保険・自動車保険も契約更新のタイミングで補償内容と保険料を比較することで、無理なく節約できる余地があります。生命保険の見直しを機に、家計全体の保険を棚卸しして、重複や過剰な補償がないか一度チェックしてみましょう。具体的な補償内容の要否判断に迷う場合は、損害保険にも詳しい保険代理店やFPに相談することをおすすめします。
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